「早く着替えてってば!」「もう時間ないよ!」
朝の準備中、つい大声を出してしまった…そんな経験、ありませんか?
私自身、仕事復帰してからというもの、朝の時間がとにかく戦争でした。
急いでいるのに限って、子どもはのんびり絵本を読み始めたり、靴下をはくのに5分以上かかったり…。
でもあるとき、こう気づきました。
**「叱るよりも、仕組みを変えた方が早かった」**と。
この記事では、子どもが自分から動けるようになるために、
我が家で実践して効果があった「支度をスムーズにする5つの工夫」と、年齢別の実例をご紹介します。
朝のイライラを少しでも減らして、笑顔で「いってらっしゃい」が言える朝を、一緒に目指してみませんか?
子どもの支度をスムーズにする5つの工夫
「言えば動く」ではなく、「仕組みで動く」。
子どもがスムーズに支度できるようになるには、**“自分でできる環境づくり”**がカギです。
ここでは、我が家で実践して効果のあった5つの工夫をご紹介します!
1. 見える化する(タイムスケジュールやチェック表)
子どもは「今、何をすればいいのか」が分からないと、つい別のことに気を取られてしまいます。
そこで我が家では、「朝のやることリスト」をイラストつきで貼り出しました。
たとえば:
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顔を洗う
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着替える
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朝ごはんを食べる
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ハンカチ・ティッシュを持つ
など、1つ終わるごとにシールを貼れる仕組みにすると、子ども自身も楽しんで取り組めます。
2. 選ばせる(服や持ち物を自分で選べる工夫)
「ママが用意したものを着る」より、「自分で選んだ服を着る」方が、子どもは納得して動きやすくなります。
我が家では、前日の夜に「2〜3枚の服」を用意して、子どもに選ばせるようにしています。
そうすることで、朝の「これ着たくない!」という時間ロスが激減しました。
選ぶこと=自立心を育てることにもつながります。
3. 遊び感覚を取り入れる(準備=ゲームにする)
支度そのものを「やらされるもの」から「遊び」に変えると、子どもは驚くほど動きます。
たとえば、「○時○分までに全部終わったら、ママとハイタッチ!」とか、
「タイマーが鳴る前に靴下はけたらポイントゲット!」など、
簡単なゲーム要素を入れるだけで、支度が一気に楽しいものになります。
4. 「できた」を見える形で褒める
「すごいね!」と言葉で褒めるだけでもうれしいけれど、目に見えるごほうびや記録があると、もっとやる気が続きます。
我が家では、「1週間ちゃんと支度できたらシール帳に金シール!」というルールを取り入れました。
本人も成果が見えることで、自信がつき、「また頑張ろう!」という気持ちになっています。
5. 前夜準備を“習慣”にする
実は朝の支度の9割は、「前の晩に終わらせる」ことでもっとラクになります。
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ランドセルの中身チェック
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翌日の服を出す
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給食袋・マスクの補充
など、前夜に一緒に確認する習慣をつければ、朝は“確認だけ”に。
しかも、夜の方が気持ちに余裕があるので、子どもも素直に取り組んでくれやすいです。
我が家のリアル支度ルーティン【年齢別例】
「子どもが自分で支度する」と言っても、年齢によってできることは違いますよね。
ここでは、わが家で実際に取り入れている年齢別の朝の支度ルーティンをご紹介します。
幼児(3〜5歳)の場合
この時期の子どもは、まだ自分で時間を管理するのは難しいですが、**「習慣化」「まねっこ」「遊び感覚」**が効果的です。
我が家では以下のような流れにしています:
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起床・おトイレ(トイレトレ中も含め)
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顔を拭く(濡らしたタオルを渡して自分で)
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着替え(パジャマから日中の服へ)
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朝ごはん(ワンプレートにして食べやすく)
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歯みがき・荷物チェック(ママと一緒に)
「お着替えできたらハイタッチ」「歯みがきが終わったらシール」など、小さなごほうびも取り入れています。
小学校低学年(6〜8歳)の場合
この年代になると、自分で動ける力がついてくるので、**「任せる」「チェックだけする」**スタイルが効果的です。
朝の支度もこんな感じで進めています:
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起床・洗顔・着替え(タイマーで“準備スタート”)
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朝ごはん(自分で食器を出すところから)
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歯みがき・荷物の最終確認(持ち物チェック表あり)
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家を出る前に声かけで最終確認(ハンカチ・マスクなど)
「忘れ物がなかった週は金シール!」というように、達成感を目に見える形にするとモチベーションが続きます。
支度サポートに役立ったおすすめアイテム
朝の支度がうまくいくかどうかは、**「子どもが自分で動ける仕組み」**があるかどうかがポイント。
ここでは、我が家でも実際に使って効果があった、朝の支度をサポートする便利グッズをご紹介します!
1. 視覚タイマー(砂時計タイプ or デジタルタイマー)
「5分以内に着替えようね」など、時間を目に見える形にすることで、子どもが動きやすくなります。
砂時計タイプは小さな子にもわかりやすく、デジタルなら細かく時間設定もできます。
「音ではなく“色や動き”で伝える」のがポイントです。
2. おしたくボード(マグネット or チェックリスト)
朝の支度を「見える化」して、子ども自身に管理させるためのアイテムです。
マグネット式やホワイトボード式の「おしたくボード」は、楽しくチェックしながら準備ができます。
ネットや100均でも手に入りますし、手作りでもOK!
3. 曜日別ハンガー or 衣類ボックス
「どの服を着るか」でモメるなら、あらかじめ曜日別に服をセットしておくのが効果的。
ハンガーに「月・火・水…」とラベルをつけたり、小さなボックスに曜日分仕分けておけば、朝は“選ぶだけ”。
選択肢があることで、子どもも納得して着てくれるようになります。
4. かわいいごほうびシール帳
「支度できたらシール!」のごほうび制度には、かわいいシール帳があるとやる気倍増。
キャラクターものや季節のシールで、毎日を楽しみにしてくれます。
1週間で〇個たまったら小さなご褒美を…という工夫もおすすめです!
まとめ:子どもが自分で動く“仕組み”が朝のカギ
朝の支度がスムーズにいかないのは、子どもが怠けているからではなく、「どう動けばいいかがわからない」ことが多いから。
だからこそ、叱るのではなく、「自分でできる仕組み」を整えることが大切です。
今回ご紹介した
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やることの見える化
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自分で選ばせる工夫
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遊びの要素やごほうびの導入
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年齢に応じた支度の仕組み
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便利アイテムの活用
これらを少しずつ取り入れていくことで、子どもが自立して動ける朝が少しずつ増えていきます。
「朝から怒ってばかり…」と悩んでいた頃の私も、今では「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出せるようになりました。
ママの気持ちにも、子どもの成長にも、ゆとりを生む“支度の仕組み化”。
ぜひ、できることから1つずつ始めてみてくださいね✨