はじめに:七五三、父親の服装って意外と悩ましい
七五三の主役はもちろんお子さん。でも家族写真を撮るなら、パパの服装も気になりますよね。「ジャケットは着た方がいい?」「かしこまりすぎなくても大丈夫?」と悩む方も多いはず。最近は、少しカジュアルでも“きちんと感”があればOKという流れも。今回は、七五三にふさわしい父親の服装をわかりやすくご紹介します。
七五三での父親の服装マナーとは?
●服装の“格”は主役である子どもに合わせる
七五三はお子さんが主役。服装の格式も、お子さんの装いより控えめにするのが基本です。たとえば、子どもが着物や袴を着ているなら、父親もスーツやジャケットなど、ややフォーマル寄りに揃えるのが無難です。また、お子さんが洋装なら、ややカジュアルな服装でもバランスが取れることも。どちらにしても「目立ちすぎない・控えめだけど上品」が大切なポイントです。
●家族全体の統一感も大切
七五三では、家族全員で写真を撮ることが多いため、全体の調和も意識しましょう。お子さん・ママ・パパの服装に違和感がないように、テイストや色味をそろえることがポイントです。たとえば、ママが明るいベージュのスカートスタイルなら、パパもベージュ系のチノパンを選ぶと統一感が出ます。家族全体で“お祝いの場にふさわしい雰囲気”をつくることが、何より写真映えにもつながります。
●TPO(場所・時間・行事内容)に応じた選び方
どんな服装が適しているかは、訪れる場所やその日のスケジュールにも左右されます。たとえば、神社でご祈祷を受ける場合にはフォーマル寄りが安心。一方で、スタジオ撮影やカジュアルな食事会などであれば、ジャケットなしでも問題ない場合もあります。また、午前中のイベントでは明るめの装いが好まれ、夕方以降の撮影や会食では落ち着いた色味の服装が好印象です。
ジャケットなしはOK?今どきパパのリアルな事情
●フォーマル離れする現代の傾向
最近は、特に若い世代を中心に「七五三=スーツ一択」という考え方から少しずつ変わってきています。SNSでも、ジャケットを着ていないパパの七五三コーデを見かけることが多くなりました。ご祈祷を受けず、写真撮影や家族との記念ランチのみのスケジュールであれば、ジャケットなしのスタイルも十分アリという雰囲気が広がっています。
●カジュアルでも“清潔感”があれば好印象
ジャケットがなくても、全体が清潔で整っていれば「きちんとした人」という印象を与えられます。シャツはしっかりアイロンをかけ、色味は白やネイビーなど落ち着いたトーンに。ボトムスもヨレヨレのパンツではなく、シルエットがきれいなものを選びましょう。髪型やひげ、爪などの身だしなみも忘れずに整えておくと、より好印象です。
きちんと見せる!ジャケットなしの服装マナーとコーデ術
●シャツ選びは“素材”と“色”がカギ
シャツは見た目の印象を大きく左右します。無地の白シャツや淡いブルー、ストライプなどの落ち着いたデザインがベスト。素材は綿やオックスフォードなど、しっかりとした厚みがあると安心です。襟の形も、ボタンダウンならカジュアルになりすぎず、程よいかっちり感を出せます。
●チノパン・スラックスで“程よくカジュアル”
デニムはややカジュアルすぎる印象になるため、できれば避けた方が無難です。ベージュやネイビーのチノパンや、センタープレス入りのスラックスなど、少し品のあるパンツを選ぶと安心。動きやすさと見た目の両立ができるアイテムを選びましょう。
●足元はスニーカーより革靴で“格上げ”
靴はコーディネートの“最後の決め手”。スニーカーではやや軽すぎる印象になりがちなので、黒やダークブラウンの革靴を合わせると全体がきりっと引き締まります。ローファーやプレーントゥなど、装飾の少ないシンプルなデザインが合わせやすいです。
●ベルトや時計など小物で大人らしさをプラス
シンプルなコーデでも、小物で“きちんと感”はぐっとアップします。レザーのベルトや、落ち着いたデザインの腕時計など、さりげないアイテムを取り入れてみてください。ネクタイを省略する場合でも、こうしたアイテムで大人の品格を感じさせることができます。
父親の服装が与える“印象”と写真写りの重要性
●第一印象は“見た目の統一感”で決まる
服装は、言葉よりも先に相手に印象を与えるもの。家族全体の雰囲気に調和していることが大切です。例えば、ママがワンピースでややエレガントな雰囲気の場合、パパがカジュアルすぎるとちぐはぐに見えてしまいます。服の色やトーンを揃えることで、統一感と“家族らしさ”が引き立ちます。
●写真に残る日の服装だからこそ、少し丁寧に
七五三は一生に一度の大切な節目。その日の様子は写真や動画にも残ります。「あのとき、もう少しきちんとしておけばよかった…」と後悔しないよう、少しだけ背伸びをした装いがベター。清潔感と気遣いが伝わる服装は、お子さんにとっても素敵な思い出になります。
まとめ:パパも家族の一員として、思い出に残る七五三を
ジャケットなしでも“きちんと感”を意識すれば、七五三はしっかり楽しめます。大切なのは服装の形式より、家族とのバランスと清潔感。お子さんの成長を祝うこの特別な日、パパも素敵な思い出の一部としてしっかり参加してくださいね。